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第72回「天高く馬肥ゆる秋」長田光平(2年生)

2022/11/20

「平素よりお世話になっております。明治大学体育会ボードセーリング部会計の長田光平です。」とメールの冒頭に記すことが、漸く板に付いてきました、明治大学体育会ボードセーリング部会計の長田光平です。

もちろん、これは会計の仕事の経験を着実に積んでいることの裏返しとも言えますが、無類の飽き性である自分としてはメールの挨拶に目新しさが失われることがモチベーションの低下に繋がりかねず、時候の挨拶を、インターネットでもサーフィンをしながら、日々探してはアルバイトの国語の授業で生徒に紹介している今日この頃です。

さて、前回ブログを書いた8月からあっという間に3カ月の月日が過ぎようとしています。正直、この3カ月の記憶の大半は、大変厳しい夏練の思い出です。そんな夏練が終わり、秋がやってきました。食欲の秋、スポーツの秋など秋はどんなことに取り組むのにも適する時期で、自身の誕生月も含まれていて、夏期講習や夏練がひと段落する、なんて素晴らしい季節なんでしょうか。このスポーツを始めてから、中風の秋、もっと言えば「オフショア中風の秋」という新たな秋の魅力の一側面にも気づかされ、四季の中で秋が一馬身から三馬身ほどにリードを広げたことは言うまでもありません。断ピンです。

そして、この話題で避けて通れないのは「読書の秋」です。夏休みの間は、移動時間がほとんどなく、家では腹で鳴く虫と睡魔の猛攻に耐え切れず、時間を確保できませんでしたが、大学が再開し、やっと落ち着いて読書に充てる時間ができました。強風を望み続けている吹きセーラーに爆吹きが訪れたかのように、通学時間、睡眠時間、アルバイトの時間、時には自主練習の時間をなくなく削って、単行本を読み漁りました。大学の図書館の品揃えは素晴らしいですが、自費で購入した単行本に読みふけることは大人への第一歩に感じられ悦びも一入です。このブログが長いのは何を隠そう、創作欲のいたずらで、冬の練習の最中であろう次回のブログ執筆時には、飽き性が作用して簡潔にまとめられていることを願います。

最後になりますが、沖縄で引退する前会計のあす香さんの偉業について備忘録を追記しようと思います。あす香さんは、白紙の状態から会計の管理体制を再構築した影の英雄です。責任をもってその土台を後輩に確実に引き継ぐことを徹底し、再び彼女のような優秀な人材が現れた日には、今よりも更に会計の負担が軽く、能率が良くなることを心より願っています。来年の会計の人、ごめんなさい。私は私なりのやり方で、大先輩あす香さんの後継者として、角張監督はじめ多くの方のお力添えに感謝しながら、微力ながら精一杯重役を引退まで勤め上げたいと思っています。

ごきげんよう。

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