第110回「焦燥」竹内しえる(2年生)
お世話になっております。2年の竹内しえるです。
私は2023年1月から2月頃は何もかもが上手くいかない日々が続き、一人で考え込む日が続きました。身体とメンタル両方同時にコントロール出来なくなり、3月頃には悩んでいたことが爆発してしまいました。
その時、日頃からとてもお世話になっているプロウィンドサーファー兼Kayaのインストラクターのケンスケさんに相談しました。色々な話を聞いて貰い、前向きなアドバイスも頂きました。ありがとうございました。
同期をはじめとし、プレイヤーに相談したい気持ちはありましたが、諦めるな、と言われる気がしたので、まずは安斎マネに相談しました。プレーヤー継続とマネ転向の両方の意見を頂きましたが、転向の意思が強いことを話すと第102回目の部員日記にある通り歓迎してくれました。慶應の同期にも、同期にマネがいてくれて嬉しいと思いもしなかった言葉を貰いました。
その後、キャプテンとも話し合い、部員全員に報告をしました。皆からは「よくここまでやめなかった。」など激励の言葉を頂いたことで気持ちを打ち明けて良かったと安堵しました。また、改めてこの部活の一員でいれて良かったと思いました。
この時点で、艇庫の期限はあと2ヶ月ある。ウィンドが嫌いになったわけじゃない。2ヶ月間リグ放置するのは勿体無い。最寄りから始発だろうが海に行きたい。乗りたい気持ちは少しづつ戻ってきた。この先乗れなくなることの方が辛くなるのかもしれない。キャプテンにマネとしての仕事は行いつつ、2ヶ月間正規練に参加させて頂くことをお願いしました。
この記事を書いてる現在、5月です。この1ヶ月間、3年生に「やめないでほしい、勿体無いよ、上手くなってると思う、成長してるよ」など嬉しい言葉を毎日のように頂きます。同期には「本当に転向するの?」特にいつもの東横線組(こうたさん、松永、神田)とは毎回この話になり、中でもこうたさんに「まじで続けよう?◯◯できるまではやめたらだめ」松永に「最近モチベあるだろ?後悔するくらいだったら続けろ」と言われてそう思ってくれてることを知りとても嬉しい上に、私の心は揺らいで艇庫延長しようかななんて思う毎日です。 5/2帰着時、徐々に吹いてきて心配してくれたえもんさんは湾外まで迎えに来てくれました。後ろからついて来て、「この風乗れんじゃん!余裕じゃん!俺いらなくね?」こんな嬉しい言葉ありません。それを聞いて私も少しずつ吹きがのれるようになったのではないかと実感しました。
レースでも「捲られるかと思った」と去年では聞きもしない言葉が聞こえてきたり、ミーティングの内容も結構理解できるようになった気がして部員の褒め言葉を間に受ける訳ではありませんが自分でも成長してきたと感じます。
今はただただ皆とウィンドの練習をしつつ、毎回のリザルト集計などとてもやりがいを感じ、楽しいです。海出ると、リザルト集計の時など結構役立つこともあります。しかし3人もマネいるのでしょうか笑笑
これから練習に来なくなりマネ1本になったら、海と離れる、ウィンドができなくなる、なにより毎週会えるはずの部員一同と会える頻度が減ることが非常に悲しいです。
乗りながらマネして2足の草鞋なんてあり得ないのでしょうか。。
大谷選手みたいに二刀流とはいかないけれど
乗りたい気持ちを抑えることは出来るのだろうか。。これが私の本心です。しなしながら、こんな我儘な道はないこと承知の上です。
考え込んでから爆発までの行動が早かったですが、ウィンドが嫌いになったわけでは決してないです。なので、ウィンドに関われるだけで有り難く思います。先輩・同期へとても感謝しています。
部員一同をはじめとし、OBの方々中でも圭さん、流されてよく牽引してくださったり大変お世話になりました。ありがとうございました。
浅薄な知識ではありますが、私ができる限りは1年生のフォローもしていきます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。