第82回「謹賀新年」田中翔(4年生)
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
主将の田中翔です。
旧年中は温かいご指導をありがとうございました。2023年、いよいよ今年度の集大成となる五連覇に向けた団体戦が開催されます。残り二ヶ月で時間は短いですが、できる限りの追い込みをしていきたいと思います。
引き続き応援宜しくお願い致します。
さて、このブログが掲載されているのは2023年と聞いておりますが、筆者は依然と毛布に包まれながら2022年に滞在しておりますので、私事で申し訳ございませんが、2022年を華麗に納め、万全の状態で2023年に突入するためにも、ここで今年一年の振り返りをさせて頂きます。私の2022年の旅にどうかお付き合いください。
・1月【就活鬼ピーク】
この時期は、就活に溺れておりました。団体戦が3月に開催されるために、2月初めまでに内定を一つ取ろうと考えていたので、年末年始なんていうグダグダしても許される期間をESやら面接やらで予定を詰め込んでいました。会社もこんな時期に採用活動するなんて、中々イカついです。
・2月【団体セレ】
今年こそは団体メンバーになる、そして得意風域で出場すると意気込んでいました。結果4位でセレを通過し、自分の中では上出来な一ヶ月でした。就活もひと段落し、ウィンドに全て捧げた一ヶ月だったと思います。
・3月【団体戦・Nセレ】
今でも思い出す39位フィニッシュ。あれだけ練習して、あれだけ自信がついていたのに、ドンズボリしました。今にも過去にも、あれほど死んだレースはあの日のあのレースしかありません。明治の名を背負って、明治を代表して出場して、あの順位は二度と取ってはいけないと感じさせられました。
Nセレでも調子を取り戻せず、余裕で選ばれると思っていたのに、最終レースのピン以外はなにもうまくいきませんでした。でもあの時、NTになれたことで、2022年はたくさんの発見と経験ができた気がします。
・4月【新歓】
コロナの影響で新歓活動に参加できたのが4年の3人。僕に関しては、2年からフル皆勤で新歓活動に参加しました。結果論ですが、グラウンドでの新歓で今年入った一年生は0人でした。時代はオンラインです。
・5,6,7月【練習とバイト】
ここはカレンダーを見ても毎日同じことの繰り返しでした。朝自主練して夕方からバイト。時間に忙しく追われていたからか、そういえばこの時期が体重1番絞れていました。今は家でグダグダしてる時間が多いので、それがいけないのかもしれません。
・8,9月【怒涛の遠征】
伊勢湾、関東NT、プリンセス運営、関西NT、九州NT、テクノプラス練習会。非常に充実してました。全国をハイエースで駆け回って、ウィンドを通じて色んな人と関わって、一生できない経験ができました。ですが、部のみんなともう少し夏の間を一緒に過ごしたかったです。帰ってきた時には、みんなが内輪の話で盛り上がっていて、疎外感を感じていました。ここだけの話です。
・10月【支部予選・ワールド】
優勝を目指して出場した支部予選で、また過去にない大ズボリをかましました。2年の自分より順位低かったです。練習不足を感じさせられました。夏の間にみんなぐんぐんと実力をつけていて、非常に焦り始めたのもこの時期です。
・11月【ワールド・インカレ】
キプロスで開催された世界選手権。爆風を期待してはるばる海を渡りましたが、蓋を開けてみれば見たことのあるツルツルの海面。レースが始まれば上位にいるのはいつものメンバー。日本人のレベルが高いのか、はたまた外人のやる気が無さすぎたのか分かりませんが、世界5位のレッテルを獲得できたのは自分にとって良い経験だったと思います。社会人になったら、世界5位の田中ですって言います。
インカレでは、やはり上手くいきませんでした。この頃はもう自信を無くしていました。9位という形に残る結果を出せたのは良かったですが、夏頃までにあった自信はこの頃にはなく、消極的なレース展開ばかりでした。しかし、久々に全国レースで前を走る景色を見て、自信を取り戻すきっかけになった大会でもありました。あくまでも団体戦への通過点、僕にとっては上手くいかなくて良かったような気がします。団体戦が終わった後に、そう思い返せるようにします。
・12月【ブラボー】
今月22日に、明治大学にて昨年の団体戦優勝の報告会がありました。各部に私でも知っているような有名人ばかりが並び、気劣りしそうでしたが、ボードセーリング部の名前を広めるためにも、爪痕を残すためにも、ブラボーしてきました。あの時の他部の代表者の方々の冷たい顔は一生忘れません。来年度以降もブラボーを引き継ぐためにも、団体戦五連覇果たしてみせます。
私の長い長い2022年の旅に付き合って頂いた方、諦めてここまで降りてきた方、目を通して頂きありがとうございました。
いつを振り返っても、頭のどこかに潜んでいたのは、『団体戦五連覇』でした。この当たり前のように引き継がれてきた大爆弾を爆発させないように、理想と現実にどんなに大きなギャップがあろうとも、今ある課題に目を背けずにやってきました。ここまでどんな過程を描いてきたとしても、全てを肯定できるのは最後の団体戦です。残り三ヶ月となったTeam Sho、最後に必ず花を咲かせます。
最後になりますが、いつも部の活動にご協力頂いている部長、監督、コーチ、OBOGの方々、並びにショップでお世話になっている土屋さんをはじめとするkayaの方々、大変感謝しております。これからもTeam Sho、並びに来年度からのTeam Shinnoの応援、宜しくお願い致します。
皆さんの2023年が、ブラボーな1年になりますように。
※実はブラボーは変化するそうです。
イタリア語の形容詞は、修飾する名詞の性・数により語尾を変えなければなりません。
男性ひとりに対して:bravo(ブラーボ)
女性ひとり:brava(ブラーヴァ)
男性複数・男女複数:bravi(ブラーヴィ)
女性複数:brave(ブラーヴェ)