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第230回「愚直」八木田 裕樹(4年)

2026/06/22

「誇翔」

今年度のチームのスローガンである。

リスペクトをもって人に接し、明治としての誇りをもって、結果に関しても羽ばたけるようなチームになること。そんな思いが込められている。

新チームが始まり、2か月が経った今、チームSuntoのみんなの口癖が「それって誇翔?」になっていた。陸では楽しく、そして海では全員がライバルで勝ちにいく。チームの雰囲気は非常に良い。各学年にスポーツ推薦で入部した優秀な選手もいて、今年度の1年生にはスーパールーキーの小山田君も入り、競争はさらに激化している。向上心を常に忘れないように。

そして、いよいよ4年生になった。もう4年生である。時が経つのが早すぎて笑ってしまう。初めてTechno293に乗って、湾外の先輩方がレースしているところまで流され、泣きそうになりながら浜まで曳航してもらったことがつい最近のことのよう。

「4年生、そして最高学年」であることに非常に思い入れがある。それは私が入部した理由の1つでもあるからだ。当時入部したときの4年生の、何とも言えないかっこよさ。初めて運営したヒメノカップで、表彰台を明治が独占して、キラキラ輝いていた、あのかっこよすぎる先輩方。「やっぱり明治がナンバーワン」であることを目の前で見させてもらった。結果は勿論のこと、楽しそうにウィンドサーフィンをしていたあの4年生だ。

46-93、 46-2、 46-5。

今もずっと憧れである。

伝説になっている沢山の動画を見て、憧れで止まらず、超えられるように。

卒業していった、ほとんどの先輩方が口を揃えておっしゃっていたのは、「4年生が1番伸びるし、1番長くて、そして1番楽しかった。」と。そんな1年がまだ待っていると思うと楽しみでしかない。5月なのにもかかわらず、砂浜は夏みたいに熱くて、太陽の照り返しで海はキラキラしていて、もう夏の景色になってしまった。早過ぎる。もう少し涼しく、「ちょっと吹いてるね」くらいの風を楽しませてほしい。

季節関係なく、気持ちはずっと夏練の追い込み。遅咲きで、3年の夏練でウィンド人生が変化した、貴重なあの夏を思い出だけにしたくない。7月から9月の期間だけが人生で最後の夏練だと思わず、今日の今から来年の2月まで気持ちは夏練で。

何よりもこの1年で1番忘れてはならないことは、昨年の団体戦の悔しさである。自身の無力さ、圧倒的な実力不足、初日の1レース目が終わった後の計り知れない緊張と強張り。1レースしか漕いでないのに全身の筋肉痛と腕パン。今でも思い出す。だが全てが悪い思い出ではない。それは、まだまだやれると確信したからだ。

勝った時のあの高揚感。トップフィニッシュをして鳴らした時のフォン。ウィンドサーフィンをしている中で、僕の1番好きな瞬間だ。

残り1年。死ぬほど漕いで、ウィンドサーフィンに打ち込み続ける1年も正解だし、全力で本気で楽しむことも正解である。自分に常に矢印を向け、最後は自分が納得できる、物語の主人公として終える1年に。

「気持ちで勝つ」「最後はパッション」

自分が極度に緊張していたときに憧れの先輩がアドバイスしてくれた言葉である。全てをやり切った上で同じことを言えるくらい、余裕のある選手に。

最後になりますが、日頃より温かいご指導をいただくOB・OGの皆さま、そして活動を1番近くで支えてくださる保護者の皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。皆さまの期待に応え、チームの目標である団体戦優勝を成し遂げるため、部員1同、より一層日々の練習に励んでまいります。これからも皆さまの熱いご声援が私たちの大きな原動力になります。今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

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