沿革

明治大学体育会ボードセーリング部とは

明治大学体育会ボードセーリング部は2020年10月に創部40周年を迎えました。

1980年(昭和55)10月に2つのウィンドサーフィンサークルが合併し逗子海岸での活動をスタート。
1983年(昭和58)故岸本先生(当時、明治大学就職課勤務)の強い働き掛けにより、レース志向のクラブとして本格的な活動を開始。
1986年(昭和61)現(財)日本セーリング連盟傘下の日本学生ボードセーリング連盟(以下、学連)での実績が認められ、大学公認の明治大学体育会同好会連合会(体同連)に準加盟。1987年(昭和62)に正式加盟を果たす。
1987年(昭和62)全日本学生ボードセーリング選手権大学対抗戦(以下、インカレ団体戦)にて初優勝。
1989年(平成元)学連の採用艇種がウィンドサーファー艇からimco(international mistral class organization)艇に変更となる。
1993年(平成5)2度目のインカレ団体戦優勝を果たす。
1995年(平成7)これらの功績が称えられ、43番目の「部」として明治大学体育会に正式加盟。
1996年(平成8)再びインカレ団体戦での優勝を果たす。
2010年(平成22)学連の採用艇種がimco艇からTechno293艇へ20年振りの変更。
2019年(平成31)〜2023年(令和5年)インカレ団体戦において5連覇達成中。日本一の大学として揺るぎない地位を確立している。

この他、全日本選手権、インカレ個人戦、新人戦での優勝。ユニバーシアードや各種国際大会において、輝かしい実績を残す男女選手を多数輩出。

また、卒業生においては、1995(平成7)年卒の佐藤素子は、2004(平成16)年のPWAハワイプロにて優勝。W杯を制した初めての日本人となる。2度の出産期を除き、19回の年間王者を獲得する現役のトップセイラー。

2003(平成15)年卒でインカレ個人戦2連覇を果たした須長由季は2度のオリンピック出場を果たす(2021年東京大会、2012年ロンドン大会)。

(記載は2021年8月時点)

セーリング競技(レース)方法

セーリング競技は、海面や湖面に設置されたマーク(ブイ)を決められたコース順に回り着順を競うスポーツです。自然環境によってボートスピードが異なるため、タイムレースではなく、着順に付随するポイント数で順位を争います。また、風速や風向、潮流や地形に対する経験値を要求されるほか、相手艇とのポジショニングを有利に保つためのタクティクスや戦術も重要な勝因となります。

また、オリンピックにおいては、1984年のロサンゼルス大会でエキシビション競技として採用され、1988年のソウル大会から正式種目となりました。その後、艇種変更を繰り替えしますが、2021年の東京大会では男女ともにRS:X級が採用されています。

公式艇種 Techno293

現在、日本学生ボードセーリング連盟では、フランスBic Sport社製のTechno293を公式艇種として採用しています。同艇は2009 年のプレユースオリンピック、2010年のユースオリンピックでの公式艇種としても採用されました。微風から 強風までを幅広い風域をカバーし、世代を選ばない艇としての評価も高いです。