第134回「自主練出ます」政池佑人(1年生)
新年明けましておめでとうございます。明治大学ボードセーリング部一年の政池です。
2023年もブローのように過ぎ去っていきました。19世紀のフランスにポール・ジャネーという哲学者がいました。彼の法則によれば、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例するそうです。言い換えると、歳を追うごとに一年を短く感じるようですが、脳科学的には、新しい刺激を受け続けることで長く感じるようにできるということです。そういう意味では、僕にとって2023年は非常に充実した一年になったと思っています。
成人年齢が18歳に引き下げられ、できなかったことができるようになり、良くも悪くも今までの慣れ親しんだ生活から隔絶された未知の環境でモラトリアムとなった今、様々なことを経験することができた一年でした。
2024年はビギナーからエキスパへ変わる転換期とも言えます。ようやく偉大な先輩たちと同じレース海面を走れるという好奇心とは別にずっと一回生でいたい、ずっと後輩でいたいという思いがどこか頭の片隅にあるようです。
2024年も更なる刺激的な濃い一年にするために、次の言葉を心に留めます。
「やる恥」
やりますと宣言して、やってみたもののうまくいかず、恥をかいた。
やりますと宣言したものの、うまくいかなかった時の恥を考慮してやることをやめた。
二人の自分を鏡に映した時に本当に恥ずかしい自分はどちらか。
何事にもすぐ行動に移せる人間になりたいです。先輩たちがタックしたから、自分もやろうは馬鹿野郎です。目が腐るほどまで海面を観察して、レース戦略の引き出しを作っていけるよう、もっと真摯にウインドサーフィンに取り組みますので、引き続き応援よろしくお願いします。
46-91 政池佑人