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第136回「レディースの時代」岡朋加 (4年生)

2024/02/26

お久しぶりです。
4年の岡朋加です。
この競技を引退してから3ヶ月が経とうとしています。今は毎日遊びとバイトに明け暮れる生活を送っていて、やっと普通の大学生らしい生活ができています。
このブログが最後のブログになるらしく、何を書くか迷いましたが、ここ最近の気持ちの変化を綴らせてください。

昨年11月のインカレで4年間の競技生活を引退しました。私にとって4年目のインカレは入部した頃からの目標であり、ずっとインカレ優勝だけを目指してこの競技に取り組んできました。

結果は8位でした。

終わった時はその結果に呆然としすぎて虚無でした。現実を飲み込めませんでした。その後だんだんと4年間の日々やお世話になった人たちの顔が浮かんできて涙が止まらなくなりました。
私の4年間はこんな終わり方なんだという悔しさや悲しさを超えた感情や、結果で恩返ししたかった人たちに申し訳ない、不甲斐ない、情けないという感情でいっぱいでした。

ダサいって色んな人に思われてるんだろうなと思ったし、自分でもダサいと思いました。

インカレが終わった後に1番にしたことは、お世話になった人たちにこんな結果でごめんなさいという報告と、4年間の感謝を伝えるということでした。
その時に先輩たちから来た返信の数々に「明治にレディースの時代を作ってくれてありがとう」と書いてありました。
正直びっくりしました。そんなこと言われるなんて全く想像していませんでした。

ご存知の方も多いと思いますが私は明治に久しぶりに入ったレディースで、久しぶりに4年間続けた人でした。入部した時は私がレディースの時代を作るとか大口を叩いていたけど、自分の4年間の成績を振り返るとレディースの時代を作れたとは言えないと思っていたし、ましてや最後は後輩にも抜かされて、なにがレディースの時代を作るだよって思っていました。

けれど、先輩たちから送られてきた「レディースの時代を作ってくれてありがとう」という言葉に衝撃を受けて、それから自分の中で心境の変化がありました。
終わった直後は私の4年間はなんだったんだろうという気持ちでしたが、自分の4年間は無駄ではなかったのかもしれないと思えるようになりました。
ダサい終わり方だったけど、その過程で自分がやってきたことを見てくれていた人はいるし、結果が全てのこの競技で過程を大切にするのは難しいかもしれないけど、その過程に誇れるものがあれば少しは大切にできるのかもしれない、そう思いました。

レディースの時代を作るという入部当初から掲げていた目標は、自分が常に最前線で引っ張ることはできなかったけど、ちはるを筆頭に優秀で負けず嫌いで努力家の後輩3人が、ずっと理想としていた明治レディース4世代を実現してくれて、今新たなレディースの時代を作り上げてくれています。

ちはる、れいな、あやか、
こんな先輩にずっと目標でした、憧れでしたって言ってくれたことが嬉しかったです。
ありがとう。
これからも、ずっと長くて強いレディースの時代を作ってください。

最後に、
心境の変化を経て、今やっと胸を張って言えることがあります。

3年前レディースがいない日本一の部に飛び込んで、色んな感情を抱いて、色んなことを乗り越えて、色んな場所に行って、色んな人に出会って、無我夢中でウインドサーフィンに取り組んだ特別な4年間が今は宝物です。

この競技を通して出会った方々、お世話になった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
まだ卒部したわけではありませんがこの場を借りて感謝を伝えさせていただきたいです。
本当に4年間ありがとうございました。

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