第91回「祈り」長井幹太(4年生)
はいどうも皆さんこんにちは。
リオネル・メッシです。
嘘です。ワールドカップ優勝を果たした歴史的な選手にあやかってみました。
少し前になりますが、ワールドカップの決勝戦、見ましたか?
もちろん、私は見ました。ただ次の日朝からバイトが入っていたので、朝5時に起きて、見逃し配信で視聴しました。
起きて、ワクワクが止まりませんでした。結果が分からないようにスマホも開かずに、パソコンの検索画面に直行しました。ホーム画面のニュース欄が目に入り、そこには両腕を大きく掲げたメッシの姿が映っていました。
そんな盛大なネタバレをくらってもなお、今まで見た試合の中でも1、2を争う面白さでした。
ワールドカップ優勝を果たしたアルゼンチン、全く縁がないかというと、そうでもありません。
なんでかって?それは、アルゼンチンの公用語がスペイン語であり、私はスペイン語選択だからです。
そんなスペイン語で、スペイン人講師の方から教わった話を紹介したいと思います。
さて、ここで質問です。
明日、試験を控えている友人が目の前にいます。あなたはどう声掛けしますか?
おそらく多くの人が「頑張って」と言うでしょう。スペインでは、その方曰く、日本語の意味における「頑張って」とは、あまり言わないそうです。
こうした状況で使われる言葉の1つとして、「¡Buena suerte!」というものがあり、日本語で「幸運を」「健闘を祈る」といった意味の言葉です。私が印象に残ったのは、これが使われる理由です。その方はこう説明していました。
「だってその人は今まで頑張ってきたでしょう?頑張ってきた人に『頑張って』と言うのは少し変です。ここまできたら祈るしかないでしょ?」
この話聞いて、「祈る」という行為に対しての考え方が変わりました。
私は小さい頃から、初詣などの「祈る」という行為が好きではありませんでした。どこか思考放棄している無意味な行為、そんな印象があったからです。
話を聞いてから、「祈る」とは、目標を叶えるために、努力してきた人間が、最後の最後に行う努力の形だと、そう思うようになりました。
この考えには、ウィンドサーフィンをしていなければ、辿り着かなかった気がします。
今まで叶えたい目標を持ったことがありませんでしたが、「団体優勝」という叶えたい、叶えなければならない目標を前にして、運でも、なんでもいいから達成したいと強く思っています。
大会まで残り期間はわずかですが、仮に出番がなかったとしても、これからできる最高の準備していきたいと思います。
最後はアルゼンチンのように、優勝の報告ができるように、最後の最後まで精進してまいりますので、引き続き、ご声援よろしくお願いします!