第35回「責任」田中翔(4年生)
日頃よりお世話になっております。
主将の田中翔です。
今年度より、部員日記なるものを毎週更新する取り組みを始めて、ひとまず新入生を踏まえて一周しました。本来のこのブログ意図としましては、各部員がその時に思っている率直な想いを言語化する場を設けることで、この部に対する価値観を深めてもらうこと、その考えを部員同士で共有しより良い集団になっていくこと、そしてその様子をOBOGの方々に知って頂くことでした。
この日記を毎週欠かさず見ている私自身の感想としましては、いつも中々自分の想いを口にしない部員の熱い熱い想いが載った文章を読むと、中々痒い想いをしますが、こういうのもありだなと感じております。
とりあえず、今年度はこのまま続けてみたいと思います。拙い文章ばかりではあると思いますが、各個人の日記を覗いてるような感覚でご覧になってください。
今回は、主将になってから個人的に考え始めたことについて、つらつらと書かせて頂きます。
主将として活動させて頂くようになってから、一番に感じることは『責任』です。主将になってからの約3ヶ月間、あらゆる場面で自分に責任がのしかかり、それが重荷となっていました。
例えば、後輩からの確認のメール。
「翔さん、〇〇してもいいですか?」
私もこれまでなんの考えもなく、とりあえず先輩には報連相を徹底するために、確認のメールや電話は欠かさずしてきました。しかし、いざ後輩から自分に連絡がくるとなると、後輩のする行動に対しての責任が自分に降り注ぎます。何かミスをしたり、間違っていることをしていたら、「翔さんに言われました。」で済まされてしまいます。そんななんの変哲もない確認の連絡が日々鳴り止まず、もはや恐怖となり、携帯を開くのが嫌になることもありました。
そう考えると、これまでの主将を務めていた方々もそうですが、金銭を扱う会社の経営者などは、私には対応できないくらいの相当なストレスを抱えているに違いないんだろうなあと、時々考えています。きっと私より3倍くらいでかい心臓の持ち主です。
私が昨年主将に選ばれた経緯を詳しくは知りませんが、きっと私の責任感の強さを評価して頂いてのことだったと思います。
先日、私の所属するゼミで[他責と自責]についてのディスカッションをしました。周りのメンバーは、なにかあったときに他責として考えないとやっていけない、という考えばかりでした。もしかしたら弊部に所属しているメンバーも、そういう人が多いのかもしれません。それが良い悪いという風に分別したいわけではありませんが、正直、他責という概念が私にはよく分かりません。私という人間がどこで形成されたか分かりませんが、中学時代も高校時代も今も、上の人に怒られた時に真っ先に代表して謝りにいくのは絶対に私でした。誰かが犯したミスでも、自分事のように感じてしまい、人一倍にストレスを抱えているかもしれません。
それくらい、人一倍責任を感じてしまうのが、自分の良い部分でもあり、悪い部分でもある、と自己分析し、就活で話していました。結構この話、人事には響いたそうで、第一志望の会社に内定を頂くことができました。ヨシッ!
話がだいぶ逸れてしまいましたが、この文章を通じて伝えたかったことは、『責任』を任せてもらえることがいかにありがたいことかです。私にしかできないから、私に任せたいからという理由で主将を任せてもらったことが、いかにありがたいことか。承認欲求はそこまで強くない方ですが、欲求が満たされまくりです。同時に、主将として明治大学を悲願の5連覇に導かなければいけないという過去最難関の責任があることで、この3ヶ月で飛躍的に個人の技術や成績も伸びており、プラスに働いてることもとてもたくさんあります。
せっかくなので、ここで部員のみんなに伝えたいことも書かせて頂きます。
こまめな連絡は非常にありがたいけど、自分で考えられる簡単なことは自分で考えて自分で行動してください。それだけでも非常に助かります。簡単なことから、協力してくれると助かります。どうでもいい連絡がくると、自分で考えろや!!!!!!って思っちゃうので。
あれ?気づけば私個人の、何も面白くない、最近頭に思い浮かんでることを長々と書いてしまいました。ですが、人の目を気にして言えないことを書くのがこのブログの本来の意図だったはずです。特に正解はないと思うので、今回はこんな感じで終わりたいと思います。
実は私、前回のブログはFacebookに載っけるはずの文章がそのまま掲載されてしまったため、今回が初のブログでした。書いている間、頭の中が整理されて、とても有意義な時間でした。1時間かかりました。早く次の番がまわってくるのを楽しみにしています。
拙い文章ではありましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
最後になりますが、いつも部の活動にご協力頂いている部長、監督、コーチ、OBOGの方々、並びにショップでお世話になっている土屋さんをはじめとするkayaの方々、大変感謝しております。部員一同、団体戦優勝に向けて、暑い夏を越えていきます。熱中症には気をつけます。
これからも温かいご声援、ご支援宜しくお願い致します。
田中翔